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ブレンドについて

紅茶の入れ方
お湯の温度
ブレンド方法
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ミルクティー
チャイ風ミルクティー
フレーバーティー
季節別
茶葉別



1.   ブレンドのやり方  

ブレンドのやり方についてのご質問が良くあります。
どのようにお答えすべきなのか迷うのですが・・・。
と言うのは、「こういう出来上がりのお茶が欲しい」ということであれば、具体的にあれとこれとブレンドすればいいと 言うことも出来るのですが、ただ、漠然とブレンドと言われてもお答えのしようがないのですね。

基本(と言えるものがあるのかどうかわからんのですが)

考え方として、
Aという銘柄を飲んで・・・
たとえば、渋味がもっと欲しい。となって、Bという渋味の強いお茶とブレンドする

こういう考え方を基本にしてブレンドというものを作っていけばいいのではないかと思うのですが・・・?

ひとつだけ言っておきたいのは、Aというおいしいお茶とBというおいしいお茶をブレンドしたら2倍おいしいお茶に なるという考え方はあまりしない方がいいと思います。

2.   営業上でのブレンドの必要性(フレーバーは除く)  

第一は、そのお店の「個性」という意味合いでブレンドを作ります。
第二は、何か他のお茶とブレンドした方がおいしいだろうと判断したときにブレンドします。

と、あんまりブレンドを積極的にやってるわけではないのですよ。フレーバーティーは別ですよ。
よく、余ったお茶をブレンドしてるんだろ?という話がありますが、現実にはそういうことはありません。
売れ残ったお茶でブレンドすれば売れるのであれば、この業界で潰れる会社もお店もありませんよ。
たしかに、ブレンド用として単品ではあんまりおいしくないかと思う安めのお茶を買うことはあるかもしれません。

3.   フレーバーティーとしてのブレンド  

私はあんまり積極的に作る方ではありませんが・・・。
自分の中にイメージが湧いてくれば作りたくなるもんです。
ただそれだけのことであって、ここにはあんまりそれ以上の理由も理屈もありませんよ。

ですから、いろんなお店で売られてるお茶に対しておいしいとかおいしくないとかではなくて、これは完全に作る側の「創作茶」ですから、自分に合う合わないという判断で飲んでいただくしかないかと思います。

4.   私の中でのひとつの結論(持論)  

あるひとつの「創作(ブレンド)茶」があったとします。
それを分析する力がなければ同じお茶を作ることはできません。
で、それは、お茶の業者であればわかることもあります。消費者の方々にはなかなか分からないことだ と思います。現代のように巷に氾濫するようになればそうそう単純なものはありません。
ですから、そういうお茶はお茶として、みなさんが楽しむブレンドということで考えてくださいね。

5.   まとめ  

業者の間では、皮肉を込めて「ブレンド」と「ミックス」という分け方があります。
完成されたものを「ブレンド」と言い、ただ混ぜただけ?というものを「ミックス」と言います。
で、こういう業界用語もあるのですが、楽しみで飲まれる場合には、「ブレンド」であろうが「ミックス」であろうが どうでもええことです。

まず、お手元に何銘柄、何種類かのお茶があるかと思います。
それを、興味本位でポットの中にこれとこれとあれをひとつまみ・・・と入れてみてください。
それで立派な「ブレンド」の出来上がりです。
単品ではちょっと香りが(特にフレーバー)強くて苦手だというようなものを、普通のセイロンティーにひとつまみブレ ンドしてみる・・・。セイロンティーがちょっとスカスカで味が弱い。ミルクを入れたら紅茶の味がしない。それには アッサムCTCを2割くらいブレンドしてみる・・・。
ラプサンスーチョンを買ったはいいが、ちょっと飲めん!
そういうときも、他の紅茶にひとつまみブレンドしてみる。

あとは、これとこれをブレンドしたらどんな味になる?という、単純に興味本位で。

そうやってるうちに、お茶の性格とか組み合わせによってどう変わるとか、いろんなことが分かってくると思うの です。
茶葉の大きいもの小さいものとバラバラですが、一応自分の楽しみで飲むわけですから、そういうことはここでは 気にしないでやってみればいいのではないでしょうか?

そういう中で自分の好みに合ったブレンドをさがしていく方がいいのではないでしょうか?
・・・というのが私の 考え方です。


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